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呼吸器のよくある疾患とその症状

気管支喘息

気管支喘息とは?

気管支喘息は感冒や呼吸器疾患、天候の大きな変動、アレルギー物質、運動などにより、気管支(気道)の慢性的な炎症により、気道が狭くなり咳や喘鳴、呼吸困難などの呼吸器異常が生じる疾患です。

症状

気管支喘息になると、以下のような症状が出ます。

  • 喘鳴が出る(ゼーゼー・ヒューヒューとなる呼吸)
  • 夜や早朝に咳が出る
  • 息苦しさ(呼吸困難)

原因

気管支喘息の患者さんは気道に慢性的な炎症を起こしているため、刺激に対して敏感になっており、発作のきっかけとなるアレルゲンが入り込むと過剰な免疫(抗原抗体)反応が起こり、喘息発作に繋がります。発作に伴って気管支(気道)が狭窄し、空気が通りにくくなることで息苦しさなどの呼吸困難の症状が出ます。

発作のきっかけになるアレルゲン

  • ハウスダスト
  • カビ
  • ダニ
  • ペットの毛
  • 花粉
  • ウイルス

発作を引き起こす要因・行動

  • タバコ
  • ストレス

  • 運動
  • 汚染された空気
  • 気温や気候の変化

診断

咳や呼吸困難が起こる原因疾患は様々なものがあるため、問診にて症状だけでなく、アレルギー歴・喘息の既往や家族歴などをお伺いし、原因を絞り込んで判断していきます。聴診や胸部レントゲン、肺機能検査、採血検査等により診断していきます。

治療

気管支喘息の治療は薬物療法により行われ、発作を予防する発作予防薬、発作が起きてしまった場合に抑制する発作治療薬の2つの薬があります。現在では喘息発作をおこさせない発作予防が治療の中心になってきています。

発作予防薬

気管支(気道)が狭窄して喘息発作が起きないように、吸入ステロイドを用いて免疫反応を抑制します。約30年前から用いられるようになり、喘息による死亡数は激減したというデータがあります。最近ではステロイド吸入に加え、長時間作用性の気管支拡張剤(β₂刺激薬)の合剤の使用が主流になってきています。この合剤によりかなりの割合で喘息発作の予防が可能になってきています。

発作治療薬

発作が起きて咳や呼吸困難などの症状が出た際に症状を抑制するために使います。
当院では、サルタノールやメプチンなどの吸入タイプのものも取り揃えております。

禁煙の勧め

近年は喘息が原因で命を落とすケースは激減しました、
しかし、タバコを吸っている方は要注意です。吸入ステロイドの効果が低くなり、肺気腫・慢性気管支炎(COPD)と呼ばれる肺や気管支の炎症が合併することで肺機能が低下してしまいます。
普段からタバコを吸われている方は禁煙しましょう。

咳喘息

国内で、長期間続く咳の原因として一番多いのが咳喘息で、よく起こる疾患です。喘息は気管支が収縮してゼーゼーとなる喘鳴が出ますが、咳喘息は乾いた空咳が出ます。どちらも病気の病態は同じなので、治療も同じ内容を行います。

症状

就寝前から朝方に咳が多くなります。そのため、「布団に入ると咳が多くなる」と感じる患者様も多いです。
あまり痰の絡まない、もしくは乾いた咳が出ます。
季節の変わり目や気圧の変化、会話や運動、風邪、黄砂、花粉症などにより増悪するケースが多くみられます。

診断

咳が3週間以上に渡って続き、気管支を拡張する薬の効果が確認できた場合は咳喘息の診断がくだります。ただし、肺炎や肺がん、慢性気管支炎による可能性もあるため、念のため胸部レントゲン検査、肺機能検査、採血検査を受けましょう。

治療

吸入ステロイド薬を早期に導入することで、典型的な喘息への移行を防ぐことができる可能性があります。咳喘息においては、まず吸入ステロイド薬が初めての治療となります。必要に応じて気管支拡張薬も併用され、内服薬としてはロイコトリエン拮抗薬(プランルカスト水和物、モンテルカストナトリウム)、およびトシル酸スプラタスト(IPD®)なども有効性が報告されています。治療開始後、約1週間で多くの方が良くなりますが、そこで治療をストップしてしまうと再発する恐れがあるので、気道の炎症が完全に治まるまでの3~6ヶ月は継続しましょう。咳喘息を患っている患者様の約3割が気管支喘息を発症するため、経過観察をしっかり行うことが必要です。
吸入ステロイド薬が使用できない場合は、これらの抗アレルギー薬による単剤治療が検討されます。急激な咳嗽悪化やステロイド吸入によって咳嗽が誘発される場合、経口ステロイド薬(プレドニソロンなど)が必要とされることもあります。
吸入ステロイド薬を導入したにも関わらず咳嗽が改善しない場合は、気道過敏性検査(気管支を収縮させて肺機能を調べる誘発検査など)を含む専門的な検査が必要ですので、気管支喘息の診断を再評価するために連携する高度医療機関をご紹介します。

アレルギー性咳嗽

アレルギー性咳嗽には、遷延性(発症3週間~8週間まで)または慢性咳嗽(発症8週間以上持続する咳嗽)の中でもアレルギー性の機序で生じる咳喘息、アレルギーが主な原因であるアトピー性咳嗽、喉頭アレルギーなどがあります。また黄砂は昨今その健康被害が問題になり、アレルギー性機序の関与も疑われています。

肺炎

肺炎とは主に細菌などの病原体が肺に侵入し炎症をおこしている状態です。高齢者の死因で肺炎は上位に位置する疾患です。症状が軽ければ完治が期待できるので、悪化する前に治療を開始しましょう。

症状

肺炎が発症すると咳、濃い痰、発熱などが起こり、悪化すると血中酸素濃度の低下や呼吸困難に陥ります。高齢者の肺炎は最初はあまり強い症状がでず、重症化してしまう可能性があり注意が必要です。軽い感冒症状でも早めの受診をお勧めします。

原因

原因のほとんどが細菌感染によるもので、原因となる菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌、肺炎マイコプラズマ、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌などです。肺炎球菌に関してはワクチンがあり予防が可能です。

診断

画像検査を基に診断していくため、まずは胸部レントゲン検査を実施し、場合によっては胸部CT検査も追加で実施します。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関(当院2Fこう脳神経クリニック)で胸部CTをとり精査していきます。また、感染した細菌の種類と抗生剤の効果を確認するための喀痰検査や、炎症の程度や内臓の状態をチェックするために血液検査も実施します。

治療

治療の基本は安静と水分補給を含めた栄養、抗生剤の内服、症状に対する対症療法(鎮咳薬・去痰剤・解熱鎮痛剤など)です。患者さんの状態がよければ自宅療養による治療、状態が悪い場合には入院加療が必要となってきます。また血中酸素濃度の低下によって病状が悪化している場合は入院を要するため、呼吸器専門病院にお繋ぎします。風邪の患者様でも肺炎の発症予防のためにお越しになることが大変多くなっていますが、当院では診察と胸部レントゲン検査を行った後、丁寧に状態を説明することで安心して頂けています。些細なことでも不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

以前、慢性気管支炎・肺気腫とよばれてきた病気の総称です。喫煙などの有害物質を長年吸い込むことにより、肺や気管支に慢性的な炎症が生じる病気です。COPDの原因の90%以上は喫煙によるものです。2030年には世界の全死因の中で3位に上るという見立てもあります。

症状

長期間にわたり咳や痰が持続し、肺機能が低下してくると階段の昇降や布団を干したりする動きをするだけで息切れをするようになります。加齢による体力の低下と自己判断せず、喫煙の習慣がある方はご相談ください。

原因

原因の90%以上が喫煙と考えられています。他に大気汚染も関係していると言われていますが、日頃患者様を診察している中で、受診される患者様の多くが日頃から喫煙されている方です。

診断

基本的に、早期の段階では胸部レントゲンでは異常が確認されません。
胸部CT検査によって肺を輪切りに映し出すと、数mm単位で肺の状態を確認できるので、COPDの有無を確認できます。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関(当院2Fこう脳神経クリニック)で胸部CTをとり精査していきます。さらに、呼吸機能検査によって吐いた息を集め、肺気腫の重症度をランク分けし、病状に応じた治療を行います。

治療

治療の第一歩は禁煙です。COPDで破壊されてしまった肺(肺気腫の状態)は発症前の状態には戻りません。しかし、禁煙に取り組むことで病気の進行速度を大幅に落とすことが可能です。また、去痰剤や長時間作用性抗コリン薬といった気管支拡張薬の吸入も行います。
病状が悪化している場合は吸入ステロイドや在宅酸素療法を実施することがあります。
早期発見が大切で、禁煙にしっかり取り組むのと取り組まないのでは生活の質が大きく変わります。咳や痰の持続、息切れなどの症状が起きていると感じたら、お気軽にご相談ください。

肺結核

肺結核は結核菌に感染することで発症する疾患で、人伝いに感染していきます。肺結核はかつて不治の病、国民病と呼ばれ、1950年以前は日本人の死因のトップでした。現在では有効な治療薬が開発され、薬で治る病気となりました。患者数は減少していますが、他の先進国よりも多く存在し、大都市に多く認められます。

症状

感染しても多くの人が免疫ができて、発病しませんが、抵抗力の弱い人や高齢者は発病する可能性があります。慢性的な咳や痰、血痰、微熱が長引く、倦怠感、身体の不調などの症状がよくみられます。初期は急激に症状が進行することはありませんが、段々と増悪していきます。

原因

原因は2つあり、咳やくしゃみなどで空気中に飛び散った菌を吸い込むことで発症する場合と、以前に感染し、自己免疫が働いて発症を抑えていたものが、高齢になって免疫が落ちたことにより発症する場合があります。

診断

咳、痰が長期間続く患者様には、結核の可能性も考慮して胸部レントゲン検査・喀痰検査を受けて頂きます。胸部CT検査によって結核特有の影が発見される場合もあります。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関(当院2Fこう脳神経クリニック)で胸部CTをとり精査していきます。

治療

基本は薬での治療

症状が重い場合や他の人に感染させる可能性のある場合は呼吸器専門病院での入院加療が必要となります。基本は内服薬による薬物療法での治療となります。病状に合わせて3~4種類の薬を内服し、半年から1年間の治療で完治が期待できます。

症状のある方は一度検査を
受けましょう

結核初期であれば薬物療法で後遺症を残さずに完治が期待できますが、結核を放置して悪化してしまうと治癒後も肺機能が低下し労作時の息切れなど後遺症がのこってしまい、結核菌が肺全体に広がり、呼吸困難、臓器不全を起こし死にいたる可能性もあります。咳が続く、微熱が続く、身体がだるいなどの症状がある方は結核も念頭に置いて胸部レントゲン検査を受けましょう。結核は早期発見・早期治療が重要です。

肺非結核性抗酸菌症

肺非結核性抗酸菌症とは?

結核と同類の菌が感染することで生じる疾患で、よく「結核の友達」と言われますが、結核と違って人伝いに感染することはありません。

日本では患者様が増えてきている

国内では年間8,000人程度の方が発症しており、中高年の女性によくみられます。特に近年はCT検査の技術レベルが高くなってきており、10年前と比べても疾患が見つかった患者様の数は増加しています。

症状

初期は自覚症状が乏しいですが、悪化すると痰の量や咳の回数が増えてきます。中には初期段階でも喀血や血痰が見られるケースもあります。
さらに悪化していくと病的に痩せてしまうるい痩(るいそう)が進みます。

原因

原因菌は、結核菌とは違って土壌や水などの自然環境中に広く存在しています。ほとんどの人は菌を吸い込んでも発症しません。原因は不明ですがごく一部の患者さんに発症します。現在のところ、人伝いに感染しない理由や、中高年の女性に起こりやすい理由は明らかになっていません。

診断

胸部レントゲン、胸部CT、喀痰検査で総合的に診断していきます。CT画像検査によっても調べられますが、結核と少し似ている画像所見になるため、結核の可能性を除外する必要があります。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関(当院2Fこう脳神経クリニック)で胸部CTをとり精査していきます。

治療

治療では3種類の抗生剤による薬物療法を行います。この治療は全症例に対して行われるわけではなく、軽症の場合は画像所見を基に経過観察を行います。
進行スピードが速い症例の場合や、菌が増殖して肺に空洞がある場合は薬物療法を実施します。治療期間は1年以上を要するため、治療が必要かは病状をみてじっくり検討します。また、発症初期でも喀血する可能性もあります。血痰が見られた場合は、すぐにご相談ください。

間質性肺炎

間質性肺炎とは?

吸い込んだ空気は気管をとうり、気管支、細気管支、肺胞に運ばれます。肺胞には薄い壁があり、間質性肺炎はその肺胞壁に炎症を起こし、肺胞壁が厚く硬くなる疾患です。通常の肺炎とは異なり、多くの場合が原因不明で、特発性間質性肺炎と呼ばれています。

症状

主な症状としては歩行時や階段の上り下りなどでの呼吸困難、空咳などです。

原因

多くの場合、原因は不明です。

  • 特発性(明確な原因がないもの)
  • 喫煙、カビ、ほこりなど
  • 膠原病性(リマウチなどの自己免疫疾患を患っている方に二次的に起こるもの)
  • 薬剤性(抗がん剤や心臓の薬、漢方薬などの副作用として起こるもの)

など

診断

最初に胸部レントゲンを実施し、その後CT検査へと移ります。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関(当院2Fこう脳神経クリニック)で胸部CTをとり精査していきます。。
問診では薬剤、環境、職業、ペットや鳥との接触などを確認し、血液検査で膠原病の発症有無も確認します。
また、場合によっては気管支内視鏡検査などの精査、治療が必要な場合は提携している高度医療機関にお繋ぎすることもあります。

治療

残念ながらいまのところ有効な治療方法はありません。間質性肺炎の急性増悪期にはステロイドの点滴、内服を施行します。喫煙者の方によくみられますが、酸素濃度(SpO2)の低下が確認されれば、在宅酸素療法も検討します。

肺がん

肺がんで亡くなる方と
喫煙によるリスク

国内のがんの死因のうち、最も多いのが肺がんです。50歳になると発症率が急激に上がります。
発症要因にはタバコが含まれており、非喫煙者と比較して喫煙者の肺がん発症リスクは女性で2.8倍、男性では4,4倍にもなります。

症状

肺がん特有の症状はないですが、咳や痰、血痰、発熱、呼吸困難などの呼吸器症状が起こります。自覚症状が現れる頃には病状が少し進行していることもよくあり、早期発見が大切です。

診断

最初に胸部レントゲン検査、胸部CT検査を実施し、肺の状態を画像で確認します。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関(当院2Fこう脳神経クリニック)をご紹介いたします。異常が見つかった場合は、喀痰細胞診や気管支内視鏡検査が必要となり、さらに詳しい検査を行うために提携している高度医療機関にお繋ぎします。

治療

肺がんの治療は手術、放射線治療、薬物療法があります。初期段階であれば手術によって病変部を切除することが優先されます。体の状態や他の理由により手術が難しい場合は、放射線治療によってがん細胞を壊す処置を行うこともあります。それ以外にも抗がん剤、分子標的治療、免疫療法などを使うこともあります。

早期発見・早期治療がカギ

初期の自覚症状が現れていない段階で早期発見・早期治療を行うことが重要です。
初期段階で健診にて偶然発見され、呼吸器専門病院にて手術を行って日常生活に復帰できた患者様もいらっしゃいます。しかし、症状が現れてから検査を受けると、その頃にはがんが悪化していたという方が多いのが現状です。

毎年の検診、肺ドックでチェック

毎年受ける肺がん検診や人間ドックでの胸部レントゲン以外にも、タバコを普段から吸われる50歳以上の方は胸部CT検査による肺ドック健診を受けましょう。
胸部CT検査では喫煙による肺のダメージである肺気腫も画像で分かるので、禁煙をスタートするきっかけになったという方も多くいらっしゃいます。肺がんは早期発見が重要です。
喫煙歴がある方は、ご自身や家族を含む周りの方のためにも肺ドック健診を受けることをお勧めします。

健診胸部レントゲン異常

健康診断などで注意を受ける

人間ドックや健診にて胸部に怪しい影が見られ、呼吸器内科で精密検査を受けることは一定数あります。患者様が他院で受けられた健康診断の結果に、「胸膜肥厚」「肺門部腫瘤」「右下肺野結節」などの所見が記載されていることをよく目にします。呼吸器内科での胸部レントゲンの再検や胸部CTによる精査をおすすめします。当院では胸部レントゲン、胸部CT(当院2Fこう脳神経クリニック)ともに検査可能です。

 

自然気胸

気胸とは?

気胸は肺に穴が開いて胸に空気が漏れ出た状態で、「肺がパンクした状態」という表現がイメージしやすいかと思います。
肋骨があるので風船のように外に膨らむことはありません。肺が漏れ出た空気に圧迫されて呼吸困難に陥ります。

症状

主な症状には咳や胸痛、呼吸困難が挙げられます。

原因

肺の中にできた、空気が溜まった小さな袋である肺のう胞(ブラ)が気圧の変化や咳によって破れることで起こる自然気胸と、間質性肺炎や肺気腫、肺がんが悪化することで起こる続発性気胸の2つの原因があります。若い痩せた男性によくみられますが、その原因は判明していません。

診断

胸部レントゲン検査や胸部CT検査などの画像検査を行います。胸部レントゲン検査でおおよその原因を突き止め、胸部CT検査によって気胸の原因、ブラや肺がんなどの疾患の有無を確認します。CT検査が必要な場合は、連携する医療機関をご紹介いたします。

治療

軽度の気胸であれば入院せずに自宅で安静にしていただき、適宜胸部レントゲンで確認していきます。中等度以上であれば入院治療が必要で、早い段階で肺の周りに溜まっている空気を抜く必要があります。胸に胸腔ドレーン(ストロー上の管)を留置することで空気を抜いていきます。大量に空気が溜まると心臓を圧迫して緊急性気胸と呼ばれる状態になり、心肺停止の恐れがあります。たいていの場合空気を抜くだけで改善できまずが、再発する場合は手術の必要があります。手術を行うことで再発率は大幅に低下します。

胸の痛みにはご注意を

胸痛を訴える患者様は気胸や心筋梗塞を発症している可能性があります。気胸については胸部レントゲン検査による画像所見のチェックが必須で、空気を抜くなどの治療が必要な際は提携している高度医療機関にお繋ぎします。